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魔法少女のお約束をぶっ壊せ!

今期一番の話題作かもしれない「魔法少女まどか☆マギカ」。
自分は最初は大して興味なかったが、
新房昭之+シャフト+うめてんてー+悠木碧+ClariSと、
自分の好きな人物が多数関わっているので、
一応チェックしとくか…と軽い気持ちで観てみた。

で、8話まで観た感想。一言でいうと
いろいろな意味で
頭のおかしいアニメ。

これ、もの凄く賛否が分かれるだろうね。
個人的には、毎回続きが気になって夢中で観てるけど
嫌いな人は心底嫌うアニメだと思う。
特に、幼女向けアニメに思い入れの強い人とか
(いや俺もそうなんだが、これはこれで楽しめてる)。
何故って、これ一応魔法少女ものという括りになってはいるが
魔法少女のセオリーを悉く無視してるからね。

まず、魔法少女は絶対死なないという暗黙の了解が普通はある。
セーラームーンにしろプリキュアにしろ、どんな強敵と戦っても
精々力を失うくらいで、命まで落とすことは無い。
でもまどかは違う。先輩魔法少女である巴マミは、
3話であっさりと死んでしまう。
しかも頭からバリバリ食われて。
えっと、これ何てマブラヴオルタネイティヴ?
普通のアニメじゃないな…という予感はしてたが、
この場面は完全に不意打ちで、何が起こったかわからなかった。
そりゃ巨大な怪物と戦って毎回無事って方がおかしいけど、
「まあアニメだから」と、視聴者は安心して観てられる。
その視聴者の油断を突く、ある意味卑怯だけど
最もインパクトの強いやり方をとったのはかなりの冒険。

次に、大体のキャラが私利私欲のために戦っている。
これも暗黙の了解で、無償の奉仕という感じで
世界を守るために黙って我が身を差し出す魔法少女が大半
(どれみは意地汚い性格だろとかそういう話じゃなくて、
アニメの根本的な世界観の部分ね)。
これもよく考えるとおかしな話なんだけど、
そこに深く突っ込んだアニメは今まで無かった。
だがまどかの場合、魔法少女になる代わりに
何でも一つ願いを叶えてもらえるという基本設定がある。
この時点で、自分の人生を売って欲望を買うという、
大変汚らしい話の構造になっている。
各キャラの行動を見ても、
ほむらはまどかを守るのが第一の目的だし、
さやかは一応「見返りを求めない」とは言ってるけど
恋敵に嫉妬して「助けなきゃよかった」とか言い出すし、
杏子に至っては完全に自分のことしか考えてない。
魔法少女だって聖人君子なんかじゃないという認識の下に、
彼女らの人間らしさを描くという手法なんだろうけど、
魔法少女を神聖視してる人は、拒否反応を示すだろう。

また、主人公がなかなか変身しない。
ほとんどの魔法少女アニメは1話、
遅くても2話で主人公が変身して戦う。
だがまどかは、8話まで来ても一向に変身する様子がないw
これは、まどかがバトルシーンを売りにしてないからだと思う。
主人公の派手な戦闘で惹きつけるのが常套手段だが、
まどかの一番の売りは少女達の苦悩と、人間ドラマ。
だから無理に変身させなくても話が作れる。
というよりまどかが「最強の魔法少女」であるという設定上、
彼女が変身する時、それはこの話の終わりが近い時だろう。

そして、魔法少女の使う武器がやたら物騒。
さやかは剣、杏子は槍を振り回して戦うし、
マミさんは銃口を敵の頭につけてぶっ放す。
終いには、ほむらが手榴弾まで持ち出してくるw
ファンシーな武器を持つことが多い魔法少女もので、
これまた酷い暴挙に出たもんだ。
なのはも殺人バズーカ撃ったりするけど、
レイジングハートの基本形態はあくまで杖だからなあ。
とはいえ、まどかの殺伐とした世界観には合ってるのかもw

これ全部、深夜アニメだから出来たことだよね。
肉体から魂を引っこ抜かれた上、
死と隣り合わせの戦いに放り込まれ、
次第に精神を蝕まれていく少女たち。
魔法少女モノに多い、朝・夕方アニメだと絶対無理な描写。
その辺が幼女向けアニメの限界…
というか扱うテーマが違うし、
子ども向けでそういう重い内容やる必要ないんだけどさ。
これは、新房から全てのキッズアニメファン、
そしてキッズアニメ製作者への挑戦状だと思う。

お前達の愛した数多の魔法少女、
彼女達の苦悩を本当に考えたことがあるのか?
魔法少女アニメを観て感動したとか言うが、
彼女らがどんな思いで戦ってたのか、本当にわかってるのか?
世界に平和は戻ったかもしれない、
でも彼女達自身は幸せになれたのか?
画面に表れない、そういう陰の部分にスポットを当て、
魔法少女とはどういう存在か、視聴者に一から考えさせる。
新房にそういう意図があったかどうかは知らないが、
そこまで視聴者に考えさせてしまう辺り、やはり異色作。
魔法少女モノに一石を投じた意欲作とみるか、
魔法少女への冒涜とみるかで真っ二つに評価は割れるだろうが、
自分はやはり、ラストまで観てから最終的な評価を下したい。
何度も言ってるが、終わり良ければ全てよし、
逆に終わりグダグダなら全部台無し。
どんなに過程で期待を煽っても、
まとめが滅茶苦茶なら駄作になるという事は
Angel Beats!で嫌というほど味わったから。

しかし本当、新房どうしちゃったんだろう。
彼が魔法少女モノを作ると聞いた時もビックリしたが、
アニメの内容を観て二度ビックリ。
ぱにぽにや絶望先生に代表されるような、
畳みかけるギャグや雰囲気作りが得意な監督だと思ってたから。
まさかこんな、鬱全開アニメを作ってくるとは。
化物語も結構重い話だが、ここまででは無かった。
新房監督の新境地といったところか。
うめてんてーも、よくこんなオファー受けたなあ…
自分の産んだキャラが怪物に頭かじられたり、
殺し合ったりする所見せられるわけだからね。
まあひだまりのキャラソン歌った時点で、
結構洒落が通じる、懐の広い人だってことはわかってたがw
新房が原作者と仲良くなるのが上手い監督だってのも効いたか。

ClariSのOP曲も相変わらず神だが、
現役中学生がこのアニメ観たらどう思うんだろ。
てかこれ、凄い詐欺OPだよねw
まどかが箒にまたがって電柱に激突するシーンとか、
魔法でアフロになっちゃうシーンとか見ると
王道魔法少女モノっぽく錯覚させられるけど、
あれ全部まどかの妄想だったんだろw
まあでも「何もかもが歪んだ世界で
唯一信じれるここが救いだった」とか何気にキツい歌詞だし、
サビで雨の中まどかが走っていくシーンは結構悲壮感漂ってて
魔女化したさやかを助けに行く所なんじゃないかとも思えるし、
このアニメには相応しいOPなのかもしれんねw
関係ないがOPラストでマミさんが出てくる所、毎回泣ける…

あと、ネットでのキュゥべえの嫌われっぷりが半端ない。
勿論、俺も大っ嫌いですけどねw
マミさんが死んだ時も何かどうでも良さそうだったし、
さやかと杏子の戦いを止めようとすらしなかった時点で
実は一番酷い奴なんじゃないか?と薄々感じてたが、
マジでこいつが諸悪の根源っぽい展開になってきたからねw
魔法少女がいずれ魔女になる存在っていうことは、
魔法少女と契約するのが役目であるキュゥべえは
魔女を生み出して世界を滅ぼすのが目的なんじゃないか?
まどかを執拗に魔法少女にしたがっているのも、
強大な力を持った魔女を作るためなんじゃないの?
「何で最初に教えてくれなかったの?」「聞かれなかったから」
これなんかモロに悪役のセリフだし、
「インキュベーター」って完全に魔族か何かの名前だしさw
淫獣だの何だのと、ネタ的にバカにされる使い魔は数あれど、
ほとんどの視聴者が心からの憎しみを抱くほどの
マスコットキャラってのも前代未聞。
一応、見た目は可愛いマスコットの体をなしているので、
「ぼくらの」のコエムシのように、
無残な最期を迎える事が期待できないのも、また腹立つ。
ほむら辺りが、一矢を報いてくれることを願う。

何にせよ、オリジナルアニメで成功するのが難しい時代なので
まどかには最後まで失速せず、頑張ってほしいと思う。
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