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正義のヤミー、参上!

先週放送された、仮面ライダーオーズの21話。
非常に衝撃的で、心に響く内容だった。

人一倍正義感の強い男・神林。
だが司法試験には落第し続け、
目の前のトラブルも何一つ解決できず、
自分の無力さに嫌気がさす毎日を過ごしていた。
そんな折、突如現れたウヴァによって解放された
神林の欲望から産み出されたバッタヤミー。
人に迷惑をかける人間に制裁を与えるバッタの姿を見て、
神林は「正義を守る力を得た」と嬉しそうな表情。
神林の幼い息子・タカシも、バッタと父を応援している。
オーズは果たしてバッタを倒すのか、倒していいのか。

「悪と言い切れない敵怪人」というのは、
剣のジョーカーなどもそうだし、別に新しいテーマではない。
だが人間を「悪」、怪人を「正義の味方」とはっきり描写し、
完全に立場を逆転させたエピソードは、
ライダー史上初だったんじゃないだろうか
(ウルトラだったら「怪獣使いと少年」とかあるけど)。
バッタヤミーはそのモチーフや複眼の位置、
スラッとした体型と肉弾戦中心の戦闘スタイル、
そして何より「とうっ!」という掛け声からしても
仮面ライダーを意識してデザインしたとしか思えないからね。
仮面ライダーに守られる存在であるはずの人間が
逆にライダーから敵とみなされるという、前代未聞の展開。

この問題作にどうオチをつけるのかwktkしながら、
後編である今日の22話の放送を迎えたわけだ。
結果は…残念ながら、ちょっと拍子抜けな感じ。
前編の引きが神すぎて期待が高まりすぎたせいもあるが、
あまり納得のいく展開にはならなかった。映司の出した結論は
正義のためなら人はどこまでも残酷になれる。
何が正しい、何が間違ってる。それを決めるのは難しい。
ただ目の前で起こっていることを解決し、
小さな幸せを守っていくだけ。
人は、自分が出来ること以上のことは出来ない
」というもの。

確かに、戦争は互いの国が
自分だけが正しいと信じて起こる(ことが多い)。
実際に紛争地域を渡り歩いてきた映司が言うなら説得力もある。
だが今のライダーファンに、戦争だ紛争だと説いたところで
どれだけの視聴者が具体的にイメージできるだろう。
それに、それを言うならオーズのやってる事はどうなのか。
今回のエピソードを見てもわかるが、
グリードは人を不幸にしたいわけじゃない。
「完全体になりたい」という欲望のために動いてるだけで、
それを止めようとする映司だって正しいと言えるのか?
ヤミーを倒すのだって「映司だけが」信じる正義。
結局バッタヤミーを倒してしまった以上、
映司にこの台詞を言う資格があるのだろうか。

また「自分が出来る以上の~」という部分。
自分の家族すら幸せにできていない神林が
他人に構っている暇があるのか、というのは尤もな話。
身近な人間を幸せにできて、
初めてその先の話をする資格を持ち得る。うんその通り。
最終的に、神林の家族は幸せを取り戻した。
だが結局「目の前のことしか解決できない」ということは
手の届かないことは見て見ぬ振りをするしかない
ということになってしまう。
勿論、現実世界ではそういう場面の方が多いだろう。
しかしそれは前話でタカシが怒った理由そのものだし、
何より子ども番組であるライダーで、
そんなリアルで夢の無い結論は出して欲しくなかった。

とはいっても、じゃあお前は
どんな展開なら納得したのか?と聞かれるとこれまた難しい。
バッタをオーズの仲間に加えれば良かったのか?
×。ウヴァが黙って見てるはずが無いし、
「怪人を仲間にしてしまう」というのは、
仮面ライダーの文法からいってあり得ない。
バッタをそのままにしておく、あるいは逃がす?
これまた×。放っておいてもバッタは悪人を退治し続けるし
映司の性格からいってそれを見逃すとも思えない。

というか簡単に結論が出るテーマじゃないというのは、
脚本家もファンもみんなわかってるんだよね。
だからこそデスノートやなるたる・ひろ子ちゃん編などで
何度も同じような題材が使われるわけだ
(ひろ子ちゃんのは単なる復讐だけども)。
むしろ「正義を守りたきゃ自分の力でやれ!
化け物の力なんか借りるな!」というような、
安易な綺麗事に逃げなかった点は評価したい。
それが出来りゃ苦労しないっていうか、
その力が無いから神林も月もひろ子ちゃんも悩んでたわけで。
今回の結末は、落としどころとしては無難だったかもしれない。
ただせめてバッタを倒して辛そうな顔をする映司や、
今度は逃げ腰にならずに悪人を注意する神林、
そしてそれを見て笑顔になるタカシ君のシーンあたりは
入れて欲しかったなあ。尺の問題もあるだろうけど。

あとバッタヤミーに何らかの救いが欲しかった。
はっきりいって、何一つ悪いことしてないからねこいつw
制裁を加えた相手は引ったくり犯や騒音出しまくりのDQN集団、
ブラック企業に汚職疑惑の政治家と、
制裁を受けて当然の連中ばかりだし、
それも命までは奪ってないようなのでやり過ぎ感も無い。
それどころか子どもの危機を救うなどカッコいい場面も多く、
仮面ライダー以上に仮面ライダーらしい怪人だった。
最後は、ライダーキックでオーズと勝負してたしねw
バッタが死んだ時、橘さんやメズール様が死んだ時と
同じくらい悲しかった。いや流石にメズール様には負けるかw

それにしても実は今回、靖子脚本じゃなかったんだよね。
大抵の特撮は、サブ脚本家の時はクオリティ落ちるもんだけど
サブでもここまで面白いって所に、東映の本気を感じる。
アンクも、靖子回以上に可愛すぎだったしねw
「今一瞬俺のこと見たろ?」って言って
その後神林にわざわざガン飛ばして去っていく所とか、
映司にメダル渡すの一々渋る所とか、もう可愛くて可愛くてw
ライダーの男キャラとしては、
剣崎&始以来のお気に入りキャラかもしれん。
あとウヴァがタカシの頭撫でるシーンも良かった。
演技なんだろうけど、あんな爽やかな笑顔できたんだなw

一方、未だに好きになれないのがバースこと伊達明。
映司と違って全然状況見ずに、
ヤミーってだけで迷いなくバッタに襲い掛かってるし。
「協力はしない」って言っときながら
いざとなると「時間稼ぎしてくれ」って映司に頼むし。
戦闘中にセルメダル集めに夢中になって、
仲間ピンチにしたり敵逃がしたりとか、バカかとアホかと。
強いのも雑魚ヤミーに対してだけで、
グリードには圧倒されるとか小物すぎだしね。
まあ今後、キャラが掘り下げられれば印象変わるかも。

ああ、それと後藤に関してなんだけど
絶対変身させちゃ
ダメだからね。

まあ靖子嬢は、その辺のツボは外さないとは思うけど。
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子供を人質にしたとき『バッタヤミー対ウヴァ』くるかと思ったがバッタさんは普通にスルーしましたね…なんなんだお前は(笑)

あー、その展開は結構期待してた人がいたみたいですね。
自分もそれ聞いて「その手があったか!」と膝を打ちましたw
悪い奴は許さないヤミーなんだから、
人質をとる奴なんて真っ先に攻撃してもおかしくないですよね。
バッタヤミーがウヴァに倒されて、
バッタの遺志を継いだオーズが仇をとるって展開なら
かなり燃えたでしょうし、綺麗に纏まったと思うんですけどね~
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